2009.03.15(日)
埼玉県・東部 14:00PM 晴れ 13℃ (暖かい)

朝目覚めると春らしい陽気に包まれていた。時期的に年度末という事もあって休日は静養に当てようかと思ったが、あまりの天候の良さに探索に出てみたくなった。どこへ行こうかと考えたが、本格的なシーズンはまだ随分と先なので、数年に一度訪れる幼少の頃過した懐かしい場所へ向ってみる事にした。

昔へ向う
昔へ向う




暫く車を走らせると、窓の外は菜の花が満開になっている。なんと言うか“黄色い絨毯”が永遠に続いている様で、非常に美しい。やはりフィールドに出ると生命の息吹を感じる事が出来るので楽しい。

菜の花の絨毯
菜の花の絨毯



車を降りてみると、つくしが生えていた。時期的に当たり前の光景かもしれないが、東京都内に居ると無機質な感覚を覚えるので、この様な冬から春へ確実に変わりつつある証拠を目にすると嬉しくなる。因みに私は花粉症ではない様なので、この様な視覚効果による実感は大きい。

つくし
つくし



ある程度の散策をしている内に、幼少の頃通った幼稚園に辿り着いた。考えてみれば30年以上前の事であり、未だにその幼稚園が残っている事に感動を覚える。都内と違って田舎なので幼稚園であっても校庭(園庭?)はかなりの広さである。思えば15年ほど前にも来た事が会ったのだが、その時は園長先生が居て、何と卒園して15年ほど経っているにも拘らず私の事を覚えていてくれて、園長先生のご好意で自家製のカレーライスをご馳走になった事がある。因みに今回は日曜日なので誰も居なかった..。

30年以上前に通った幼稚園
30年以上前に通った幼稚園



あまり幼稚園の周りをウロウロしていて不審者扱いされてもよくないので、以前自宅のあった場所に移動してみた。自宅のあった場所から徒歩3分でヘイケボタルの居た田んぼがあったのだが、今も田んぼは健在であった。しかし、数年前にヘイケボタルを観に来た事があったのだが、現在は全く生息が確認できない様で寂しいものを感じる。

ヘイケボタルが居た田んぼ
ヘイケボタルが居た田んぼ



以前自宅があった場所から小学校までの道のりを進んでみる事にした。実は自宅から小学校まで徒歩で3kmほどあり、当時かなりの長距離通学だった事を思い出す。今思えば良いトレーニングになっていたのかも知れないし、通学路の途中には多くのクヌギも存在していたので“コクワ採り”が楽しみであった。当時のクヌギの樹は今でも残っている場所があり、雰囲気は当時のままであった。

小学生の頃のポイント
小学生の頃のポイント



通学路を進んでみる。・・・当時から何も無い場所だったが、未だに何も無い場所に変わりは無かった。

何も無い場所
何も無い場所



暫く通学路を進んでみると、あったはずのクヌギやヤナギは所々で無くなっている。これも非常に寂しい限りだが、大本命だったクヌギは健在であった。ここではコクワばかりだったが、それでも小学校からの帰宅時に「今日はクワガタ居るかなぁ〜?」と駆け足でこの場所まで確認しに来たものである。今思えば、大きなコクワは勝手にヒラタだと思い込んでいた頃が懐かしい。。。

思ひ出のクヌギ
思ひ出のクヌギ



途中の外灯も健在だった。夏休み前の登校時にこの外灯は必ずチェックしていた。運が良いと前の晩に飛んで来たカブトムシを確認できる時もあった。運が悪いと少し前を歩いていた別の生徒が先にカブトムシを見つけてしまい大喜びされ、自分は敗北感を感じていたものであった。
・・・これって、今でも外灯周りをしている内容と変わってないのかも知れない。

この外灯にカブトムシが来た思ひ出
この外灯にカブトムシが来た思ひ出



小学校まで辿り着いてしまった。相変わらず校庭は広いが、小学生の頃はもっと広く感じた。本当に懐かしい。確か小学4年くらいの頃、写生会があり風景画を書いたのだが、それが埼玉県の金賞を頂く事ができ図書券を貰った記憶がある。その後数年間この小学校の来客用入口に飾られていたが、結局どこへ行ってしまったのだろう...?

懐かしの小学校
懐かしの小学校



懐かしい思ひ出に浸ってみたが、少し探索...否、散策する事にする。小学校の周りにはそれなりに林もあるので、まずは足を運んでみる。

林へ行ってみる
林へ行ってみる



小学生の当時は全く意識してなかったが、意外と居ないと思い込んでた場所でも、今見ると雰囲気のある場所が多く確認できる。
・・・やはり小学生の頃は、勝手な思い込みのみで採集を行っていたのかも知れない。

雰囲気はある
雰囲気はある



道を進むと、湿気のある倒木が横たわっていたので裏返してみる。

倒木を裏返してみる
倒木を裏返してみる



カブトムシの幼虫が確認できた。場所が場所だけに、これだけで充分満たされる想いだった。これも今思えばここから成長したカブトムシが、先ほどの外灯まで飛んで来たのかも知れないし、当時は「どこで発生したのか?」など思いもせずに目の前の事に一喜一憂していたのだろう。ここに居てくれたカブトムシに感謝しつつ、すぐに埋め戻した。

カブトムシ幼虫
カブトムシ幼虫


・・・その後も散策を続けていると、あっという間に時間が過ぎ去ってしまった。

あぜ道
あぜ道



道端を見ればタンポポが咲いている。

タンポポ
タンポポ



モグラらしき痕跡も窺える。

モグラの仕業か?
モグラの仕業か?



用水路にはタニシが数多く活動している。

タニシ
タニシ



樹液シーズンはまだ先であるが「今年も探索を楽しみたい!」という気持ちと、自分なりに足跡を感じる事の出来た、非常に有意義な散策となった。また夏にも来てみたい。

楽しかった!
楽しかった!


成績:あの頃の思ひ出(ボ〜ズ)

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