ご注意!

2013年10月1日、希少野生動植物の指定により、アマミマルバネクワガタアマミシカクワガタアマミミヤマクワガタ採集禁止となりました。詳細は、奄美市サイトにてご確認下さい。


2008.9.5(金)へっぽこ遠征in奄美大島(1日目)
鹿児島県・奄美大島 6:00AM 晴れ 30℃ (暑い) 同行者:kapiさん


昨年は台風の影響で9月の遠征が中止になり、10月に改めて行った奄美大島遠征であったが、やはり遅すぎた感は否めなかった。今年こそは何とか9月上旬に奄美大島に遠征を行いたいと考えていた。また今回はkapiさんも念願の奄美遠征にご一緒できる事になったので、なお更楽しみである。遠征予定日が近付くにつれ、週間天気予報をチェックしながら台風は発生してないか?天候は持ちそうか?など今回で6度目となる奄美大島遠征を心待ちにしていた。

6度目の奄美大島遠征
6度目の奄美大島遠征



kapiさんと合流後、首都高速の渋滞も無く順調に羽田空港に到着する。

9月の第1週であるが、まだ夏休みの観光客もいる様で、空港内はそれなりに混み合っている。

まずは羽田空港へ
まずは羽田空港へ



まずは飛行機が正常に飛んでいるかを確認してみる。現地の天候は晴れではないが雨は降ってない様なので、とりあえずひと安心。チェックインを進めていく。自分の場合、遠征の殆どは単独であるが今回はkapiさんが居るので、クワ話などで盛り上がる。

雨は降ってない様子
雨は降ってない様子



1人の時は搭乗するまで時間を持て余すのだが、kapiさんと話をしている内にあっという間に搭乗時刻となった。
バスで搭乗予定の飛行機まで案内されタラップを上る。

南国行きの飛行機へ搭乗
南国行きの飛行機へ搭乗



飛行機が動き出し滑走路に向かう。・・・今回もいつもの機内アナウンスが流れ“滑走路が朝の渋滞”との事で、この飛行機の前に6機の滑走路待ちがいるらしい。カーブに差し掛かった時に後ろを見ると、やはり渋滞していた。

朝の飛行機渋滞
朝の飛行機渋滞



いつもは朝が早い事もあって、ひと眠りしながら現地到着まで時間を潰すのだが、今回は昨日到着したハンディGPSの取り扱いが全くわかってなかったので、この時間を利用して取説を読んでみる。かなり前評判の良い機種なので今後の離島で活躍してくれそうであるが、現時点では英語版しか発売されてないので和訳された取説を見ながら雰囲気を感じていく。・・・これが後々の恐怖に繋がるとは...。

今回から導入したハンディGPS
今回から導入したハンディGPS


ハンディGPSの取説を読んでいる内に、飛行機はいつしか奄美大島周辺まで来ていた。窓の外を見ると南国らしい海になっている。

気が付くと南国の海に
気が付くと南国の海に



その後すぐに着陸態勢に入ったので、結局ハンディGPSの取り扱いは良く判らないまま奄美大島に着いてしまった。

寝る間もなく...
寝る間もなく...



kapiさんと共に預けた荷物を受け取り、予約しておいたレンタカーを借りに行く。自分の場合は基本的には、レンタカー“全車ナビ付き”であるトヨタレンタカーを利用している。今回で6度目となる奄美大島なのでナビを使用しなくても、島の中ならどこでも行ける状況であるが、夜間のフルーツトラプ確認などの際は、やはりナビに登録しておいた方がより安心で確実である。

奄美空港に到着
奄美空港に到着



レンタカーの手続きを終え車を走らせる。海沿いに来たので一度レンタカーを停めて海を眺めてみた。

・・・この美しい海を見ると、本当に南西諸島に来ている事を実感する。自分にとっては“癒し&ハイテンション”を感じる蒼さである!

蒼い海
蒼い海


すぐに山に入っても良かったが、やはり奄美大島に来たのだから、とりあえず鶏飯を食べておかなくてはいけない。

今回は事前に連絡を取り合っていた虫けら屋さんとここで昼食をとる約束をしていた。タイミング良く自分達のレンタカーが到着した頃、虫けら屋さんのレンタカーも駐車場に入ってきた。ご挨拶をした上で早速店内に入る。

まずは奄美流の腹ごしらえ
まずは奄美流の腹ごしらえ



とりあえず全員“鶏飯+鶏さし”のセットをオーダーする。

暫くして鶏飯が運ばれてきた。とにかく美味いの一言に尽きる。郷土料理でここまで毎回美味いと思えるのは、鶏飯が一番である。kapiさんには是非ともここの鶏飯を食べて頂きたかったので、一つクリアできた。

美味すぎる鶏飯
美味すぎる鶏飯



更に「鶏さし」も最高に美味い!資料にて調べてみると、ここの鶏は名古屋コーチンと薩摩地鶏が掛け合わさった「屋入鶏」という鶏を使用しているとの事。この新鮮で美味すぎる鶏飯+鶏さし付きのセットを食べると完全に奄美大島モードに切り替わる。

「鶏さし」も絶品!
「鶏さし」も絶品!



食事後、歓談を楽しんでいると虫けら屋さんがフィルムケーズの中から先日採集されたアマミマルバネ♂を取り出した。匂いを嗅ぐと“いかにも”というマルバネ臭がした。この匂いを嗅ぐ事で、本格的なマルバネシーズンに入った事をより実感した。

あかつきさん採集・アマミマルバネ♂
あかつきさん採集・アマミマルバネ♂



・・・その後、虫けら屋さんとお別れする。おそらく「この遠征中、何度か会うだろう」とお互い話ながらkapiさんと共にレンタカーを走らせる。


とりあえずは奄美の絶景を見たいと思い、いつもの場所に足を運んでみた。晴れているこの場所は、いつ観ても本当に素晴らしい。自分の中ではこの場所の写真が撮れるだけでも充分に奄美に来た甲斐を感じる。

奄美の絶景
奄美の絶景



その後、本格的に山に入る前に一度コンビニにて身支度を整える。奄美大島は比較的、買い物などで不便を感じる事は少ない。むしろ便利な離島だと感じている。やはり24時間営業のコンビニの存在は大きい。

奄美のコンビニにて身支度を整える
奄美のコンビニにて身支度を整える



その後、暫くレンタカーを走らせ林道に入る。天候も良いせいか非常にテンションも高い。

まずはトラップ設置からになるが、久々のシーズン中の奄美大島なので非常に楽しみである!

探索開始!
探索開始!



とりあえず夜の為の下見やフルーツトラップ設置場所を確認していると、なにやら動く物体が目に入ったので咄嗟に捕獲してみると「キノボリトカゲ」であった。南西諸島ではお馴染みの存在であるが、今年最初のキノボリトカゲだったので、より南西を実感する思いであった。

キノボリトカゲ
キノボリトカゲ



とりあえずフルーツトラップを設置しなくては始まらないのでkapiさんと共に雰囲気の良さそうな場所に設置していく。昼間の内は分かりやすい気がしていても夜間になると意外に分かり難く感じるので、自分は保険の意味も含めてカーナビにてトラップ設置場所を登録していく。結果として回収漏れ対策にもなるはずである。

フルーツトラップを設置する
フルーツトラップを設置する




森の下見やフルーツトラップの設置を終えた頃には夜の帳も下りたので、いよいよアマミミヤマ探索に入る。アマミミヤマの活動時間はそれなりに限られているので、ピンポイントで一番可能性の高そうな場所へ行ってみる事にした。

夜の帳が下りる
夜の帳が下りる



暫く林道を探索しているとkapiさんが「居た!」と言うので確認してみると、電柱の4〜5メートル付近にアマミミヤマらしき姿が見える。早速長網を用意してkapiさんが捕獲態勢に入る。因みに電柱についているアマミミヤマを採集する際に感電する恐れがあるので、絶縁手袋などの準備は必須である。

電柱に何かが!
電柱に何かが!



慎重に長網をさばくとネットの中にアマミミヤマ♂が入った。kapiさんは初の奄美大島であり初採集という事になる。私も2年ぶりのアマミミヤマなので非常に嬉しい確認になった。kapiさんと共に喜びを分かち合う。

奄美大島・アマミミヤマ♂
奄美大島・アマミミヤマ♂



久しぶりという事もあって個体を手に乗せて撮影してみる。やはり本土のミヤマとは全く違う趣があるので、感動すら覚えてしまう。すでこの時点でかなりの満足度を感じている。

格好良い!
格好良い!



・・・その後もアマミミヤマの探索を続けたが、採集者の数も多い事もあって、とりあえず場所を変える事にした。


フルーツトラップの確認を行いながら、山の奥地へ向かってレンタカーを進めていく。

更に山奥へ
更に山奥へ



暫くすると昼間に下見を行ったシイの森に着いたので、アマミマルバネの探索を行う事にした。と、言ってもこの奄美大島には猛毒蛇のホンハブが居るので、細心の注意を払わなくてはならない。通常一人の場合、無理は出来ないので深い森に入る事はないが、今回は昼間にkapiさんと共に下見した場所を少し確認してみる事にした。今回から導入したハンディGPSのスイッチをONにして探索を開始する。

ジャングルへ入る
ジャングルへ入る



いくら昼間に下見をした場所であり、二人で探索をするといってもやはり夜のジャングルは怖い。またこの様な場合での探索は、予想以上に体力を消耗するのでスタミナ配分にも充分に気をつけなくてはならない。

ハブに細心の注意を払う
ハブに細心の注意を払う


・・・時間だけが過ぎていく。とりあえず無理はいけないと思い、そろそろ引き揚げようかと思っているとkapiさんが何かを発見した。

kapiさんに近付いてみると、腰が抜けそうなくらい驚いた。

何とアマミマルバネ♀が倒木の上に佇んでいた。おそらく徘徊している個体がこの場所に佇んでいたのだろうが、まさかの出来事に思わずkapiさんと握手をする。この奇跡的な確認に2人で大喜びする。

奄美大島・アマミマルバネ♀
奄美大島・アマミマルバネ♀



今回はkapiさんというパートナーが居てくれたからこそアマミマルバネの確認に至ったと思う。
本当に運も良かったと思うし、kapiさんに大感謝である。


とりあえず最高の確認が出来たので、このままレンタカーへ戻ろうと思った...。





















・・・戻りたかった。





















・・・しか〜し、


















奄美のジャングルであの悪夢が再び・・・
















↓ダークゾーン↓


 
「とりあえず、アママル確認できたので戻りませんか?」

 ・・・kapiさんが言う。

 「そうですね!今日は出来すぎなので充分ですね!」

 ・・・私が言う。


 それほどジャングルの深い部分には至ってないものの、それなりには歩を進めてしまった。

 少々の疲れもあるので今来たルートで戻ろう...。

 そう思いレンタカーの場所まで戻ろうとした。


 いくつか来たはずの斜面や谷を越えていく。


 ・・・


 ・・・しかし、来たルートと微妙にズレがある様で、イメージ通りの風景にならない。

進路は間違ってないはず
進路は間違ってないはず



 ・・・


 ・・・


 「・・・・・。」


 「ちょっとGPSで現在地を確認してみますね!」

 ・・・私はkapiさんにそう言ってGPSを確認してみる。

 GPSで確認した限りでは、来たルートと多少のズレがあるものの、それほど問題視する必要は無さそうであった。


 ・・・ここで失敗したと感じたのは、ハンディGPSの機能で“森の入口を地点登録”しておけば良かったのである。

 そうすれば、森の中のどこにいても戻りたい時に“地点登録した入口に戻る”と設定すれば、そこに向かってナビをしてくれたからである。

 ・・・やはり数時間前に取説を読む程度で使えるほど、初心者にとってハンディGPSは甘く無かった。

付け焼刃では使いこなせない...(泣)
付け焼刃では使いこなせない...(泣)



 自分の不甲斐なさと少々の焦りも感じながら、出口の方向は間違ってないので歩を進めていく。

恐怖との戦い
恐怖との戦い



 ・・・その後もkapiさんとお互いを信じ歩を進めていくと、先ほど見掛けたシイの樹を確認する事が出来た。

 ・・・何とか、出口付近まで戻ってきた様である。


 どうやら実際はナビのズレが示すとおり、来たルートと帰りのルートは、横に数メートルズレていた程度の様であった。


 ・・・それでも昼間と違って漆黒の闇に中では、ちょっとした事でもトラブルに繋がるので、今回も怖い思いをしてしまった。



 何とかレンタカーに戻り、一息つく。

 今回の反省点はハンディGPSを購入したのは良かったが、遠征直前に購入した為、もっと事前に勉強しておくべきであった事。

 森の中でルートがズレてしまっても焦ってはならない事。焦ると冷静な判断に支障をきたしてしまう。

 今回は二人だったが、やはり深夜のジャングルに一人で入るリスクは大きいという現実。

↑ダークゾーン終了↑



一息ついた後、ジャングル内部の探索は終了として、舗装された“林道流し”の探索に切り替える。


暫くレンタカーを走らせると、何やら道路を歩いている物体が居るので確認してみるとスジブトヒラタ♀であった。以前にもこの様な個体を確認した事があったが、時期的にも路面を徘徊している♀個体は、意外と多いのかも知れない。

奄美大島・スジブトヒラタ♀
奄美大島・スジブトヒラタ♀



・・・そう思い、別の個体を確認しようと路面をチェックしていくが、その後確認できたのはアマミサソリモドキばかりであった。

超獣サソリモドキ
超獣サソリモドキ


それなりに探索を行い、遠征初日という事もあって宿に戻っても良かったが、最後にもう一度アマミミヤマの探索を行ってから宿に戻ろうという事になった。・・・暫くするとkapiさんが「何か甲虫が飛んでますね...」と言う。確かにkapiさんの懐中電灯近くに何やら甲虫が飛び回っている。その虫の行方を見守っていると、その飛んでいた虫は暫く旋回した後にkapiさんの腕に着地した。


!!!


kapiさんの腕に停まった甲虫の姿を確認して、私とkapiさんは固まった...。何とアマミミヤマ♀であった!まさかの出来事にサプライズの域を超えている感覚であったが、紛れも無くアマミミヤマの♀なのである。・・・アマミミヤマの♀といえば、♂個体に対して確認し難く、私は過去の奄美大島探索で一度も確認した事がなかった。・・・それが今回、先方から飛んできたのだから私とkapiさんは大興奮である。

大金星!アマミミヤマ♀
大金星!アマミミヤマ♀



その後、フルーツトラップを確認しながら初日を終わろうと回ってみると、アマミヒラタ♀を確認する事が出来た。

奄美大島・アマミヒラタ♀
奄美大島・アマミヒラタ♀




遠征初日としては、出来過ぎの内容に満足しながら宿に戻る。

まさかアマミミヤマ♀とアマミマルバネ♀が確認できると思ってなかった。・・・何というか、出来る事なら本日の内容を明日、明後日に少し分散させたいくらいに感じる。当然今までの様に単独での探索では、この様な結果は無理だったと思う。今回kapiさんと共に協力し合いながら行った探索だからこその内容であり、改めてkapiさんに感謝したい。

あり得ない初日でした
あり得ない初日でした



・・・明日以降、大丈夫だろうか?



成績アマミミヤマ♂×1 ♀×1 アマミマルバネ♀×1 スジブトヒラタ♂×1 ♀×1 アマミヒラタ♂×1 ♀×1
(個人持ち帰りなし)

2日日へ

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