2008.07.20(日)
愛知県・西部 13:00PM 晴れ 36℃ (暑い)

前日の19日(土)に関西に足を運んでみたが、例年確認しているポイントに夜23時頃訪れてみると、深夜に近いにも拘らず、採集者の懐中電灯の光が幾つも見えた。そのまま探索しても良かったのだが、東京からの遠距離移動の疲れもあったのですぐに立ち去った。せっかくなので他の場所も確認したがここも先行者が入った後らしく、クワガタの姿は全く確認できなかった。

・・・残念ながら関西の探索を諦める事にした。


とりあえず関西にて夜を明かした後、今年に入って本土のネブトを観てないと思い、可能性のある東海地区に戻る事にした。

関西は探索不可だった...
関西は探索不可だった...




関西から車を走らせ数時間、目的地に着く事ができた。この時期なので関西同様に他の採集者は居るかも知れないが、個人的には愛知のネブトを1頭でも観る事が出来れば満足なので、とにかく可能性を求めて林に入ってみる。

林に到着
林に到着



すると昨年確認できなかった場所に樹液を出している樹があった。クヌギに見えるが場所柄アベマキかも知れない。相変わらずクヌギとアベマキの違いが判ってない...。

樹液が出ている
樹液が出ている



探索直後、嬉しい事に樹液の狭い洞を見るといきなりネブト♂が挟まっているのが確認できた。
昨晩があまり良い流れではなかったので、この1頭の確認は格別の思いがあった。

“見慣れない”クワガタが挟まっている
“見慣れない”クワガタが挟まっている



掻き出し棒にて簡単に採り出す事が出来たので、改めて確認すると小さいながらもしっかりネブト♂であった。久々の樹液場でのネブト成虫だったので、大量の蚊が集まってくる状況の中であったが、暫くネブトを眺めてしまった。東京周辺ではまず確認できない状況なので、個人的に特別な存在に感じてしまう。

愛知県・ネブト♂
愛知県・ネブト♂



それにしても全国的に梅雨が明けた途端、連日の真夏日が続いている。ただ林道を歩くだけでも大量に汗が噴出す。決して気持ちが良い訳ではないが「本格的に樹液シーズンになったのだ!」とシーズンの“ど真ん中”である事を実感する。

大量の汗が噴出す
大量の汗が噴出す



汗だくになりながらもその他の樹液場を探していくと、大量の樹液を出しているアベマキがあった。樹液の量がハンパなく出ているので“まさにネブトゾーン”と期待して洞の中を覗いてみると、嬉しい事にネブト♂♀が集まっていた。その姿は樹液を吸っているというよりは“樹液の中を泳いでいる”という様な表現が合う気がした。もしかすると今年一番の“嬉しいシーン”と言っても過言ではないかもしれない。

樹液を泳ぐネブトのペア
樹液を泳ぐネブトのペア



その樹はとにかく樹液が出まくっていて、洞から溢れ出ている樹液は樹の根元まで流れているので「もしや?」と思い、樹液の染みた落ち葉を除けてみると大きなネブト♂が現われた。拾い上げてみると“へっぽこ”なりに過去最高の大きさであろうネブトであり、その存在感を感じた。

樹液の根元にもネブト♂
樹液の根元にもネブト♂



今までネブト♂の内歯が2本になる様な個体を確認した事がなかったので、個人的に今回の個体は“へっぽこ”なりに大型であったと共に、ネブトの魅力を改めて感じる事の出来る採集であった。

“へっぽこ”にとっては大型個体
“へっぽこ”にとっては大型個体




その後も探索を続けて行くと、それなりに個体を確認することが出来た。もっと時間を掛ければ他の個体を確認できたかも知れないが、自分の採集スタイルとして、充分に満足できる画像を得られたので、元の場所にリリースした。前日の関西での探索が不完全燃焼だったので、今日の愛知でのネブト採集は前日の精神的リカバリーとなる、気持ちの中で充実したものがあった。“クワガタ採集”という枠の中で、採集者それぞれのスタンスが在ると思うが、例え小さなポイントであっても末永くクワガタの姿を観る事が出来る場所であって欲しいと感じた。

非常に有意義であった
非常に有意義であった



また来年も機会があればネブトを観に足を運んでみたいと思う。


成績ネブト♂×4 ♀×1
(確認後、全てリリース)

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