2008.03.30(日)
関東甲信越・某所 13:00PM 曇りのち雨 11℃ 同行者:kapiさん

kapiさんにオープン戦(シーズン前の下見)を連絡してみた所、同行して頂ける事になった。
東京周辺の桜も今が満開の様で、お花見には良いタイミングなのかも知れないが、私はフィールドに出る“ワクワク感”を求める事にした。

東京周辺の桜は満開!
東京周辺の桜は満開!




車で走ること数時間。想像していた渋滞も殆ど無く、目標にしていた場所に辿り着いた。
里山に入ると広葉樹の葉は皆落ちて、樹液シーズンはまだ先である事が容易に窺える。しかしこの葉が落ちている時期だからこそ“普段気が付かない様な発見”もあるかも知れないし、学べる事も多くあるのではないかと感じている。

里山に入る
里山に入る



葉が落ちていない樹の殆どは針葉樹の杉が多く、良く見ると花粉が多く付いている事が伺える。・・・私は花粉症に対して、多少の鼻水程度の症状であるが、花粉症の辛い方には“悪魔の樹”に見えるのだろう...。症状の軽い私でも樹には近寄りがたいものを感じる...。

杉には花粉が...
杉には花粉が...



まだこの時期は下草が茂ってない事もあって、夏場だったら入り込めない様な場所まで入る事が出来たりする。
・・・調子に乗って先に進んでみたが、結局は杉林に辿り着き後退する羽目になった...。

気温は低い
気温は低い



他の林なども探索してみると、それなりに樹液痕が確認でたりする。また下草が覆い茂ってないので、樹の根元付近に樹液痕や洞があったりするので、樹液シーズン用の良い確認にもなる。・・・しかし林の雰囲気はまだまだ冬を感じさせる風景で、寂しさを感じる。

林はまだ冬仕様
林はまだ冬仕様



それでもふと草むらを見ると、小さな花を観る事が出来るので、小さくても春は着実に訪れていると感じられる。
ひと段落着くと、山から聞こえるウグイスの鳴き声が冬場の「ジッジッジッジ」ではなく「ホ〜、ホケキョ」の西川のりおverに変わっているのも嬉しい。

春は訪れている
春は訪れている





元々、空模様はどんよりしていたので夜まで雨は降らないで欲しいと思っていたが、その願いも叶わず遂に雨粒が落ちてきてしまった。
状況的にも気温も下がり寒くなってきたので、kapiさんと「もう一箇所くらい下見して帰りましょう。」という事になった。



・・・暫くすると、雰囲気のありそうな場所があったので車から降りてみる。

すると今まで見た事もない様な、見事に朽ちた切り株が現われた。表現としては、よく採集雑誌などで目にする“雰囲気のある朽木”という印象を受けた。

絵に描いた様な朽木
絵に描いた様な朽木


自分にとって樹液シーズンの為の下見なので少々考えたが、今まで見た事も無い様な切り株だったので、少しだけ調べてみる事にした。

調査開始後、1分もしない内に大きな蛹室が現われた。横で見ていたkapiさんが「もう何か見えますよ!」と言う。とりあえず引っ張り出してみる。

大きな蛹室が...
大きな蛹室が...



・・・その個体を見て腰が抜けそうになった...。



まさかのオオクワ♀だった。文字通りの“まさかっ!”という感じで、個人的には昨年の夏に福島で外灯下にて“轢かれて亡骸になったオオクワ♀”を観て以来な訳で、しかもこれまた今までの言葉を使うと“元気なオオクワ”という事になる。・・・気持ちとしては、嬉しい事は嬉しいのだが、様々な思いもあって複雑な気分でもある。

まさかのオオクワ♀
まさかのオオクワ♀



その後、直ぐにkapiさんも“めがっさ”大きな幼虫を発見した。これが正確に何の幼虫か?“へっぽこ”には断定できないが、状況から観てもオオクワ成虫♀と同所に居る事もあって、巨大な♂であろうと想像してしまった。

めがっさ幼虫
めがっさ幼虫



その直後に雨足もかなり強くなってしまったので、これで切り上げる事にして探索を終了する事にした。



・・・その後、ファミレスに移動し今回の下見を振り返る。


kapiさんと共に以前から気になっていた場所だったので、結果が正確に出たので祝杯を挙げながら喜びを分かち合う。

今回の内容は樹液シーズン前の“オープン戦”として探索を行ったが、これで周辺にオオクワが生息しているという事が分かったので、5月以降が本当に楽しみになってきた。この流れで樹液シーズン時に改めて“野外活動する”オオクワを確認できれば、最高に幸せを感じる様な気がする。

思い掛けない一日でした
思い掛けない一日でした



車を出して頂き、“へっぽこ”にお付き合い頂いたkapiさんに感謝致します。

成績オオクワ♀×1
(オオクワ♀成虫&不明幼虫♂は、kapiさん持ち帰り)

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